京都の桜 女一人旅 〜2日目 醍醐寺編〜
圧倒的な桜の数!!
花見といえば、醍醐の花見。2日目は、秀吉が亡くなる前に開いた大宴会「醍醐の花見」で有名な醍醐寺へ向かいます。
秀吉はこの花見のために桜700本を植樹したそうですが、400年以上経った今なお、その圧倒的な規模感が伝わってくる場所でした。
醍醐寺は、植えてある桜の数だけでなく種類も多いそうです。
出発前から醍醐寺だけ、ウェザーニュースのさくらChでずっと「満開」だったんですよね。
長く桜が楽しめる場所としても、有名だそうです。
ということで、当然混雑が予想されます。
拝観時間は9時~ということだったので、スタート時間に間に合うように、そして早めに着くように、ホテルを7時半頃に出ました。
早起きして、人が少ないうちに楽しみたいもんね!
醍醐寺へのアクセス
醍醐寺があるのは、京都の中心部から少し離れた山科。アクセス方法は、電車とバスがあります。
公式サイトの案内が一番わかりやすいです。
www.daigoji.or.jp
調べていたとき、一番多くオススメとして出てきたのが、京都駅八条口から出ているバス「京都醍醐寺ライン」です。
(旧・山科急行バス、山急)
これまでは直通バスとして運行していたそうですが、2019/4/1~は途中の停留所にも止まる、いわゆる「普通のバス」になったそうです。
以前を知らないから私は「へぇ~」ですが(^^;
ただこちらのバス、本数が少ないんですよね…
1時間に2~3本です。
(時刻表も、↑の公式サイトから閲覧できます)
・・・・・・・・乗れる?(笑)
頭をよぎったのは、昨日着いたときに見た清水寺行きのバスに並ぶ行列です。
いくら早起きしても、並んでいても、乗りたい時間のバスに乗れなかったら意味がない…
ということで、私は地下鉄で向かうことにしました。
ホテル近くの五条駅から烏丸線に乗り、烏丸御池駅で東西線に乗り換え、醍醐駅で下車です。
五条駅からは、30分くらいで着きました。
京都駅からも同じくらいですね。
まだ通勤時間よりも前だったのもあり、電車は空いていて座れました。
バスで立ちっぱなしより全然いいや…(笑)
醍醐駅からは、徒歩で向かいます。
歩いて15分くらいでしょうか。
大きな広い団地の中を歩いていきます。
調べていたときに「上り坂だからあまりオススメしない」と出てきて少し不安でしたが、ゆるやか~な上り坂なので疲れることはないと思います。
(私よりも大先輩のおばさま方は、ずっと喋りながら歩いてたしw)
心配な方は、こちらの動画が参考になるかも。
youtu.be
徒歩が難しい場合は、醍醐駅からコミュニティバスも1時間に2本出ているので、そちらを利用するのもいいかもしれません。
daigobus.com
私はのんびり歩いて、拝観時間の9時よりだいぶ早い、8時半前に醍醐寺に到着しました!
どこから見る?
醍醐駅から来ると、総門から入ります。拝観時間前でも、敷地内(桜馬場)には入ることができます。
「早く着いても、やることなかったり座るとこなかったりしたらどうしようかな…」
とちょっと不安だったんですが、まったく問題なかったです。
なぜなら・・・・
桜馬場にも桜がいっぱい咲いているから!!!
人が少ない内に、「仁王門と桜」の写真を撮ることもできます!
(三脚立ててるガチな方々も多かったです)
三宝院の入口にある大紅しだれ桜も、入口からのぞくことができます。
写真に撮るのに忙しく、全然時間つぶせましたw
とか何とかしてる内に、だんだんと人が集まってきました。
入場待ちの列がいつの間にかすごい伸びてる…( ゚Д゚)
私もチケット買って並ばなきゃ!とあわあわ。
チケットは、三宝院・霊宝館・伽藍にそれぞれある「受付」で購入できます。
どこでも、3つのエリアに入れるチケットが購入できます。
この時期は繁忙期なのもあるのか、通常のチケット窓口以外に、三宝院の前にテントの臨時窓口ができていました。
確か8:45くらいから売り始めていた気がします。
9時前になると、チケット買う人と中に入る人とで列がそれぞれできていました。
何の列か分からず、チケット買わずに中に入る列に並んじゃってる人たちもいたので、必ずチケット買ってから並びましょう。
ここで問題が。
どこから見よう…
三宝院・霊宝館・伽藍、それぞれに入場の列ができています。
あんまり下調べしてなかったので、3か所のエリアに分かれていることも知らなかった私(^^;
ど、どこの列に並べばいいの…
どこから見ればいいの…
どこが桜が多いの…!?
と悩む。。。
一番列が長いのが、三宝院。
やはりそこが見どころなのだろうか…
いや、むしろ人が少ないほうに行って、「朝でさらに人が少ない」という利点を得たほうがいいのか…
それとも人が多いほうに行って、「朝だからまだ人が少ない」という利点を得たほうがいいのか…
と逡巡しましたが、シンプルに考えて、
桜馬場にまではみ出して咲いている、大きな桜がある霊宝館にしよう!
と決めました。
結果的に、この選択はとても良かったと思います!
全部見て回った後の感じとしては、
・たくさんのしだれ桜と、大きな大きな桜の木も見たいなら「霊宝館」
・「池と弁天堂と桜」「五重塔と桜」など、景色としての桜を見たいなら「伽藍」
・お庭をゆっくり見たいなら「三宝院」
という感じでした。
三宝院は、そんなに桜は多くないです。
普段だったら、伽藍と三宝院が見どころなんだろうな~。
というわけで、霊宝館からスタートです!
しだれ桜三昧の霊宝館
ここからはもう、しだれ桜・しだれ桜・しだれ桜のオンパレード写真をどうぞ。(朝で人が少ないし、天気も良かったからたくさんいい写真撮れた~)
満開をちょっと過ぎて、散り始めていたんですが、それでも素晴らしかった~。
外からも、そして平成館の休憩室からも見ることができます。
外から見てたとき、ガラス越しに座りながら見ている方たちがいて、どこから入るのか分からず係員さんに聞いてしまいました(^^;
霊宝館奥の平成館入ってすぐ右手に、休憩室への入口があり、そこから入れました。
雨の日なんかは、みなさんこちらから見ていらっしゃるそうです。
お庭が素敵な三宝院
霊宝館でたっぷり桜を見た次は、隣の三宝院へ。こちらのお庭は、醍醐の花見の際、秀吉自らが設計した庭なんだそうです。
もうこの時点で朝一ではなくなってしまったこともあり、人が多くて、ゆっくり静かにお庭を見ることはできませんでした。。。
中を色々見て、少し疲れたので入口にあったお茶屋さんでお抹茶とお菓子をいただきます。
入口の大きな桜が真上にある中、のんびりとお茶をする。
いい時間です(*´▽`*)
なぜか、このお茶屋さんは人が全然いなかったんですよね…
途中、私一人だったし…
すぐそこでみんな写真撮ってるのに、不思議でした。。。
台風被害の爪痕が大きく残る伽藍
三宝院を後にして、伽藍へ向かいます。この頃になると、もう人がかなり多くなってきていました。
やっぱり朝一で来てよかった!
仁王門から入ると、左右にだだっ広い敷地が。
切り株が多いな…
と思っていたら、近くを歩いていた方々が、
「去年の台風で全部倒れちゃったらしいよ…全部切っちゃったんだねぇ。前はここ大きな木々が立ち並んでいたのにねぇ」
と話している声が。
えっ、この敷地全部、大きな木が立ってたの!?
とびっくりするほど、本当に何もなくなっていました。
こんなに大きな被害が出ていること、知らなかった…
他にも京都では、大きな被害が出ていたそうです。
www.kyoto-np.co.jp
翌日には、NHKニュースでも「醍醐寺の桜が台風被害を乗り越えて満開を迎えた」と報じられていました。
www3.nhk.or.jp
2018年は、特に自然災害が多かった印象があります。
様々なところで被害が出ていたんだなぁ…
伽藍は、敷地がとても広く建物も多かったので、お参りもしました。
途中、観音堂に入ったらすごい行列で、「お参りするのに、こんなに並ぶのか…!」と驚いて列に並んでいたんですが、
ふと気になって前の方に、
「この列って、もしかしてみなさん、御朱印ですか…?」
とお聞きしたら、
「そうですよ(ニッコリ)」
私、関係なかったーーーーーーー(笑)
「あ・・・・そうなんですね・・・」
と言って、私は列を離れました。
(「あらぁ…」という声が聞こえたのは気のせいのはず…)
御朱印すごいなぁ人気なんだなぁ、と思ったのですが、後で調べたらこの観音堂が西国三十三所の札所だった。。。
伽藍のほうの桜は、見ごろを過ぎたものが多かったですが、それでも池と弁天堂の景色はとても素晴らしかったです。
広い広い醍醐寺。
朝9時から12時前までゆっくりと見て回ることができました。
多くの桜に出会えて、「さすが、桜で有名なだけあるなぁ~」と満足さんで醍醐寺を後にしました。